「フィロソフィア国語教室」は、「東大生の国語教室」の名称で、2005年4月に高校生のための塾として水道橋でスタートいたしました。2006年からは上野毛で小学生コースと中学生コースも開講させ、国語力こそがあらゆる学習の土台であるという教育理念のもとで、質の高い授業と丁寧なサポートとを安価で提供し、受験生と保護者の方から大きなご支持をいただいてまいりました。その後も王子、西日暮里等、各地に教室を借りて授業を展開し、2009年4月、杉並区宮前に念願の本部校舎を開校、これを機に塾名を「フィロソフィア国語教室」と改めるに至りました。独力でゼロからスタートさせた教室には、当初、たった一人しか生徒がいないこともありましたが、皆様のご支援のおかげで徐々にクラスの数も増え、現在では、東大をはじめとする難関大学、難関高校、難関中学へ、少数ながら合格者を輩出できるようになりました。 高校生に教える際にも、小学生、中学生に教える際にも、私たちの教育方針は一貫して変わりません。読む、書く、考えるという三つの基本にこだわったバランスの良い授業を行い、生徒たちの基礎力の育成に徹底して力を注ぎます。また、少人数制の利点を活かしたきめ細かなサポートを行い、生徒一人一人と直に向き合った指導を実現させます。国語教育による、全教科にわたっての総合的な学力の向上こそが私たちの目標です。 現在、杉並教室では、小学生から大学受験生までの皆さんを対象に、各自の学力と進路志望をふまえて長期的な計画を立て、生徒一人一人にとって最善と思われる授業と授業外サポートを提供しております。また、2013年より、国語に限らず全教科の学習をサポートする個別対応型の姉妹校「フィロソフィア寺子屋教室」も運営しております。開校当時に比べ規模が多少大きくなったとはいえ、教育方針や、塾のあり方を変えるつもりはありません。言葉の力と人類の知的遺産に敬意を抱く塾長が、自ら生徒と真摯に向き合って学びの道を追究する小さな塾です。入塾時の学力や、通塾の目的は問いません。難関校受験のため、学校の成績を上げるため、小論文や作文を得意にするため、あるいは他の塾での学習を補うため。どのような目標からでもけっこうです。どうぞお気軽にいらして下さい。知への欲求を目覚めさせ、論理的な思考を習慣づけさせる刺激的な授業が、皆さんの参加をお待ちしております。

                            2015年 春  「フィロソフィア国語教室」代表 坂爪 彬